平成23年度研究紀要

幼稚園協会の研修とは

川崎市幼稚園協会の研修は、年間をとおして行なわれる『継続研究会』と、その成果をまとめ、発表する『川崎市幼児教育研修大会』(1月)が大きな流れとなります。
このほか、新任教諭・中堅教諭、環境教育・食育のための『研修会』、8月にこれまでの保育の整理と2学期の保育が充実したものとなるための『夏期特別宿泊研修会』などの研修に取り組んでいます。
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「紀要発刊によせて」~平成23年度研修部活動をふりかえり~
公益社団法人 川崎市幼稚園協会 研修部長 村田清一
 平成23年度研修紀要の発刊にあたりまして、各園の園長先生を始め、研修部を支えて頂いた多くの皆様に厚くお礼を申し上げます。さらに市民こども局のご理解、ご協力、お力添えに、心より感謝申し上げます。
 平成22、23年度継続で行った研修部活動を全て終えることが出来、安堵と充実感でいっぱいです。
 5年目となった、全日本私立幼稚園連合会より出されている「保育者としての資質向上研修俯瞰図」を活用し、研究会研修会活動を組み立て進めてきました。又、参加者の意識を高めるために、案内に俯瞰図番号を示すこと、参加者が持参している「研修ハンドブック」に受講印を押印しました。
 これらの積み重ねがどこまで理解され、どこまで浸透したかは今後の課題でもありますが、今後も継続することで意味深いものになればと願います。
 今年度の継続研究研修活動は、下記4つの研究会と3つの研修会を基本としました。
〈継続研究会〉
◇「統合保育研究会」・・それぞれの障がいの特性を理解し、双方が「ともに育つ」ことを前提に、より具体的、実践的に研究を深められるよう、共通テーマを基に日々の事例について検討し、話し合いと取り組みを進めました。
◇「保育者の役割と連携研究会」・・子どもの見方を通して、保育者の役割とは何かを共通テーマに、各園、子ども、保護者の実態も相違する中、共通した考え方を探ることと、園の特徴をどのように生かすかという視点で、保育内容の構築と保育者の役割について研究考察をしました。
◇「3歳児研究会」・・日々の保育の中で、子どものありのままの姿を受け止め、心に寄り添いながら、それらの意味を探り、発達特性を捉え適切な援助ができる保育者を目指し、明日の保育に役立つ研究会を学びました。また、昨年度より、3歳児の保育を研究している先生方がオムニバス形式で研修を進めました。
◇「免許状更新講習&10年教諭研究会」・・免許状更新の対象者と教諭歴8年目以上を対象に、保育現場で経験を積まれた保育者がスキルアップをするために、今直面している課題を受け止める学びの場として、「幼稚園教育内容を深める」「幼稚園の役割を広め深める」の2点を重点的に研究を進めました。
〈研修会〉
◇「中堅教諭研修会」・・教諭歴3年目〜7年目を対象に、各園の教育の要となる人材を目指し、様々な内容を深めました。
◇「新任教諭研修会」・・新任教諭、2年目教諭を対象に、新任としての心得、様々なスキル等の初歩を学びました。
◇「環境教育&食育研修会」・・環境教育では、「環境教育」の視点 < 人を含む生き物の多様さ・生き物のつながり・自然の有限さを等>を取り入れた保育の方法を考え学びました。食育では、幼稚園での食育とは何かについて、基本的なねらいを考え学びました。
 8月の「第40回夏期宿泊研修会」、全体会は講師: 高橋かおる先生。『子どもが育つ保育者の関わりと子どもの育ちを保護者にどう伝えるかを考える』をお話頂きました。その後の4つの分科会は、それぞれの講師の持ち味をいかす会となりました。そして翌日の全体会は講師: 山田宏史先生。みんなで身体を動かし、じゃれつき遊びや親子ダンス、運動遊びのDVDを観たりとあっという間の楽しい時間を過ごしました。
 こうした年間5回の研究、研修活動、そしてその成果をまとめ、大会テーマ「心が響き合う幼稚園教育を」のもと、平成24年1月18日に第52回川崎市幼児教育研修大会を開催しました。
 各分科会、一年のまとめと深い学びが出来たと感じております。
 一年を通し、どの研究会、研修会も川崎の私立幼稚園の先生方の意欲、自分たちで学んでいこうとする姿勢を強く感じ、研修を支えるものとして嬉しく思っています。
 最後に、終始適切なご指導を頂いた講師の先生方、研修部員の皆様方に心より感謝申し上げると共に、社団法人川崎市幼稚園協会研修部の活動成果をご報告申し上げ、各園の研修にお役立て頂ければ幸いに存じます。