平成26年度研究紀要

幼稚園協会の研修とは

川崎市幼稚園協会の研修は、年間をとおして行なわれる『継続研究会』と、その成果をまとめ、発表する『川崎市幼児教育研修大会』(1月)が大きな流れとなります。
このほか、新任教諭・中堅教諭、環境教育・食育のための『研修会』、8月にこれまでの保育の整理と2学期の保育が充実したものとなるための『夏期特別宿泊研修会』などの研修に取り組んでいます。
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「紀要発刊によせて」~平成26年度研修部活動をふりかえり~
公益社団法人 川崎市幼稚園協会 研修部長 嶋﨑 正浩
 平成26年度研修紀要の発刊にあたりまして、各園の園長先生を始め、研修部を支えて頂いた多くの皆様に厚くお礼を申し上げます。さらに市民こども局のご理解、ご協力、お力添えに、心より感謝申し上げます。
 さて、平成27年度から「子ども・子育て支援新制度」が本格的に施行されますが、そのなかで質の高い幼児教育が求められています。教職員一人一人が研鑽を深めるには研修が不可欠となるため、それぞれの継続研究研修活動に力を入れてまいりました。
 平成26年度の継続研究研修活動は、下記の4つの研究会と3つの研修会を基本としました。

〈継続研究会〉
◇「統合保育研究会」…特別な支援を必要とする子どもたちと「ともに育つ」ということを理念に、一年間を通して同じグループで共通のテーマにそって話し合いと取り組みを重ね、子どもの育ちを支援してきました。
◇「保育者の役割と資質の向上研究会」…保育者に求められる資質・能力を再確認し、園でどのような役割をすることが望ましいのか。バズを通して実践のなかで感じている問題を話し合いながら研究しました。
◇「3歳児研究会」…不安・混乱期から始まる3歳児が安心して園生活を送れるように、援助の方法や環境づくりを5人の講師の先生と研究してきました。
◇「免許状更新講習・10年教諭研究会」…免許状更新の対象者と教諭歴8年以上を対象に、現場で経験を積まれた保育者がスキルアップするため、直面している課題を受けとめる学びの場として研究を進めました。

〈研修会〉
◇「中堅教諭研修会」…教諭歴3~7年目を対象に運動あそび、家族支援、教育課程の研修とさまざまな講師の先生から学びました。
◇「新任教諭研修会」…新任教諭、2年目の教諭を対象に新任としての心得、さまざまな分野の初歩を学びました。
◇「環境教育・食育研修会」…環境教育は、身近な自然を探すことや葉っぱなどをつかったあそびを通して自然と触れ合う方法について学びました。食育は、園で行われている事例を取り上げながら、食育の取り組み方や食の知識をクイズやワークショップ形式で学びました。

 8月の「第43回 夏期宿泊研修会」では、全体会に小泉裕子先生をお招きして『幼児一人一人を理解する方法のレシピ』~第三者的視点を上手に取り入れた保育者のまなざし~というテーマでお話ししていただきました。その後の5つの分科会は、公園に出かけ自然に触れる研修をはじめ、それぞれ特徴のある研修となりました。翌日の全体会は山田宏史先生と元気いっぱい体操を踊ったり、レジ袋をつかっての運動あそびを教えていただいたりしました。
 上記、年間5回の研究、研修活動、そしてその成果をまとめ、大会テーマ「今だから考えよう!幼稚園教育の本質を!」のもと、平成27年1月21日に第55回川崎市幼稚園教育研修大会を開催しました。今年は川崎市幼稚園協会創立60周年記念も兼ねて開催され、各分科会も一年のまとめとさらなる学びができたと感じています。
 一年を通し、どの研究会、研修会も先生方の意欲、自分たちで学んでいこうとする姿勢を強く感じ、研修を支えるものとして嬉しく思っています。
 最後に、たくさんのご指導を頂いた講師の先生方、研修部員の皆様方に心より感謝申し上げると共に、公益社団法人川崎市幼稚園協会研修部の活動成果をご報告申し上げ、各園の研修にお役立て頂ければ幸いに存じます。