平成27年度研究紀要

幼稚園協会の研修とは

川崎市幼稚園協会の研修は、年間をとおして行なわれる『継続研究会』と、その成果をまとめ、発表する『川崎市幼児教育研修大会』(1月)が大きな流れとなります。
このほか、新任教諭・中堅教諭、環境教育・食育のための『研修会』、8月にこれまでの保育の整理と2学期の保育が充実したものとなるための『夏期特別宿泊研修会』などの研修に取り組んでいます。
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「紀要発刊によせて」〜平成27年度研修部活動をふりかえり〜
公益社団法人 川崎市幼稚園協会 研修部長 嶋崎 正浩
 平成27年度研修紀要の発刊にあたりまして、各園の園長先生を始め、研修部を支えて頂いた多くの皆様に厚くお礼を申し上げます。さらに市民こども局のご理解、ご協力、お力添えに、心より感謝申し上げます。
 さて、今年度から「子ども・子育て支援新制度」が本格的に施行されましたが、そのなかで質の高い幼児教育が求められています。教職員1人1人が研讃を深めるには研修が不可欠となるため、それぞれの継続研究研修活動に力を入れてまいりました。
 また今年度は「川崎の幼児教育を考える」ということを主題に、新たに継続研究会として「幼児教育研究会」を設け、下記5つの研究会と2つの研修会を基本としました。

〈継続研究会〉
◇「統合保育研究会」・・・特別な支援を必要とする子どもたちと「ともに育つ」ということを理念に、1年間を通して同じグループで共通のテーマにそって話し合いと取り組みを重ね、子どもの育ちを支援してきました。
◇「保育者の役割と資質の向上研究会」・・・保育者に求められる資質・能力を再確認し、園でどのような役割をすることが望ましいのか。バズを通して実践のなかで感じている困り感などの問題を共有し、援助のあり方や、指導のあり方を研究してきました。
◇「3歳児研究会」‥・3歳児の発達段階を踏まえ4歳児の発達にどのように繋げていくかを講師の先生に事例を交えながら教えていただき、明日の保育に繋げる子どもの見方・捉えかた・関わり方を研究しました。
◇「幼児教育研究会」・・・落ち着きのない子を含めたすべての子どもたちにどういった幼児教育が必要なのか。また、変化してきた家族像やその支援方法についても研究しました。
◇「免許状更新講習・10年教諭研究会」・・・免許状更新の対象者と教諭歴8年以上を対象に、現場で経験を積まれた保育者がスキルアップするため、直面している課題を受けとめる学びの場として研究をしました。

〈研修会〉
◇「中堅教諭研修会」・・・教諭歴3〜7年目を対象に、草花あそびを通して自然の大切さや、食育、インクルーシブ教育、そして色覚の多様性など多方面にわたって学びました。
◇「新任教諭研修会」・・・新任教諭・2年目の教諭を対象に、すぐに役立つ絵本選びやオペレッタの指導だけでなく、子どもや保護者の気持ちに寄り添うことなども学びました。

 8月の「第44回 夏期宿泊研修会」では、全体会に横山文樹先生をお招きして『現代保育の課題と保育者の役割』というテーマでお話ししていただきました。その後の5つの分科会は、伝統音楽・文化の中の遊びの研修をはじめ、それぞれ特徴のある研修となりました。翌日の全体会は、古谷貴代美先生が「うれしい先生をめざして」というテーマで、自身が保育者になったきっかけなどをお話してくださいました。その後、簡単な手話を教えていただき一緒に歌ったり、手あそびをグループでアレンジしておこなったりして、楽しみながら役立つあそびを学ぶことができました。
 上記、年間5回の研究、研修活動、そしてその成果をまとめ、大会テーマ「今だから考えよう!幼稚園教育の木質を!」のもと、平成28年1月20日に第56回川崎市幼稚園教育研修大会を開催しました。各分科会2年継続のまとめの年となり、この1年間でさらなる学びができたと感じています。
 1年を通し、どの研究会、研修会も先生方の意欲、自分たちで学んでいこうとする姿勢を強く感じ、研修を支えるものとして嬉しく思っています。
 最後に、たくさんのご指導を頂いた講師の先生方、研修部員の皆様方に心より感謝申し上げると共に、公益社団法人川崎市幼稚園協会研修部の活動成果をご報告申し上げ、各園の研修にお役立て頂ければ幸いに存じます。