平成29年度研究紀要 平成29年度研究紀要

幼稚園協会会長のことば 幼稚園協会会長のことば
公益社団法人 川崎市幼稚園協会会長
 鈴木 伸司
 平素は公益社団法人川崎市幼稚園協会の研修、研究活動にご理解、ご協力を頂き心より感謝申し上げます。今年もまた、ご関係の皆様に幼稚園協会の研修記録として研究紀要をお届けする時期となりました。平成29年度も嶋﨑研修部長を筆頭に協会研修部理事及び研修部員の先生方には、市内85園、全加盟園の先生方のニーズを考慮し、教職員の資質の向上を目指し、様々な研修メニューを用意し、実施いただきました。一年間、本当に熱心に研修、研究活動を展開していただきました。加えて年間の研修が終わった後に、この紀要の編集、校正作業を進め、ようやく発刊に至りました。年間を通して実施された教員免許状更新講習を含む5つの継続研究会と2つの教員研修会、そして5月の新任教職員研修会、8月の夏期宿泊研修会や1月の研修大会でお世話になった講師の先生方には、川崎の幼児教育のため今年度も熱心なご指導を頂き、誠に有難うございます。また、各研修に携わられた研修部員の先生方、園務の忙しい中、やり繰りをしてご参加いただいた教職員の皆様、そして何より快く先生方を送り出して下さった園長先生にも心よりお礼申し上げます。

 1876年に日本に最初の幼稚園(東京女子師範学校付属)が誕生し、以来140年という歴史を刻んできた私達幼稚園関係者にとっては、平成の大改革とも言える『子ども・子育て支援新制度』が施行され丸3年が経過しました。この制度は見切り発車的な要素も多かったと思いますが、運用面において既に数々の見直しが実施されています。平成30年度には、移行する幼稚園・認定こども園が12園となり少しずつ増えてきました。とは言え、やはり制度の根本的な部分で私立学校としての幼稚園には馴染まない部分が多く、その為に移行をためらう園長先生が少なくないのでは、と感じています。

 ただ、従来の私学助成を受ける園として継続するにせよ、新制度の適用を受ける幼稚園、認定こども園になるにせよ、私達が子どもの最善の利益を求めて教育に関わるという使命は不変だと思います。「人を育てる」のは機械任せに出来たり、マニュアル通りに簡単に出来ることではありません。その為にも、先生方は常に子どもたちの身近にいて、子どもにとって最高の環境になるべく、これからも自分磨きを心掛けて欲しいと思います。

 この紀要には、本協会の一年間の様々な研修、研究の記録が詰まっています。どうかお手にとってご一読いただければ幸いです。今後とも、私達幼稚園協会は市内の幼児教育の充実と質の向上を目指して努力を続けていくことをお誓いし、発刊のご挨拶とさせていただきます。